ブッダの言葉が好きです。
第一 蛇の章
一、蛇
一 「蛇の毒が身体のすみずみにひろがるのを薬で制するように、怒りが起こったのを制する修行者(比丘)は、この世とかの世とをともに捨て去る。
蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。」
この言葉の要点は怒りですね。
怒りの気持ちが湧くときはどんな時か。
自分の心に落とし込んで考えますと、やはり悪や汚れで自身の心をゆさぶられた時ではないでしょうか。
そんな事態は滅多に起こらないものです。
だから、大人はそうそう怒ったりしないのです。
自分の思ったとおりに事が運ばないとか、不測の事態が起きて。だとかは感情の乱れの「きっかけ」にしかなりません。
家族や仲間が傷付けられた時、ふつふつと湧き起こる感情が真の怒りです。
怒りをブッダは蛇の毒にたとえました。
怒りは毒。
毒を用いなければいけない日常とはどんな日常でしょうか。きっと平和とは程遠い日常なのでしょう。
日々平静。
怒らない自分でありたいものです。